【整備日誌】スズキ Keiワークス HN22S Vベルト切れ、クーラーコンプレッサーからのオイル漏れ

有限会社 グレース大橋

2015年07月27日 21:14

【整備日誌】

H18年式 スズキ Keiワークス

型式:TA-HN22S  走行距離:90.000Km


今回は「走行中に突然チャージランプが点灯した」という内容のKeiワークスが入庫してまいりました。






早速故障診断をしてみるとオルタネータ(発電機)を駆動させる役割を果たす”Vベルト”が切れてしまっておりました。






Vベルトの劣化及び消耗具合から推測して単にベルトが劣化して切れたのではなく、ベルト切れしてしまった原因は他にありました。






それはベルトが掛って駆動させている補機類のプーリーに発生している異常な”錆”が原因であることが判明。






今回のお客様は月に数回しかこちらのお車に乗られないため、風雨にさらされる駐車環境において徐々に”錆”が蓄積しベルトを削ってしまう”ヤスリ”のような状態になってしまってからです。


この状況で何の処置もせずに切れたベルトを交換したとしても、近いうちに再度ベルト切れを引き起こしてしまうため、補機類のプーリー交換とプーリーの”錆”取りを実施することが必要でしたので、その旨をお客様へ連絡。


修理の了承をいただきましたので、着工します。






オルタネータのプーリーへの”錆”が酷いため交換し、他のプーリーは付着した錆を磨く作業を行うため、フロントバンパを外してみると。。。


今回の故障内容とは別件であるクーラーコンプレッサーからのオイル漏れがありました。


この状態で、エアコンを使用するとコンプレッサーの潤滑不足により焼き付いてしまうため、再度お客様へ連絡をし、追加でコンプレッサーをリビルト品への交換することになりました。






コンプレッサーの抵抗を軽減し、内部の冷却と磨耗を防止し、冷却能力を発揮させる役割のコンプレッサーオイルですが、リビルト品のコンプレッサーへ交換した後、廻りに付着したコンプレッサーオイルをエンジンクリーナと高圧洗浄機で綺麗に洗浄します。










洗浄が終わり、骨格部に発生している”錆”を磨き、防錆塗料を塗布し、フロントバンパーを取付け試運転を実施し問題なし。


これにて今回の修理は完了しました!




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