2015年08月12日
【整備日誌】スズキ ワゴンR MC22S エアコン不良(全く冷えず)
【整備日誌】
H13年式 スズキ ワゴンR エンジン型式:K6A
型式:LA-MC22S 走行距離:37.000Km
今回はエアコン不良(全く冷えず)の症状を抱えたワゴンRが入庫してまいりました。
修理のご依頼いただき、午後の炎天下(外気温約38℃)に車両をお引取りに伺うこととなり、全てのドアガラスを全開にして、工場までの約30分の帰路を汗だくで自走して、お預かりさせていただきました!
こういった状況は夏の修理工場の”風物詩”と言いますか”試練”です(笑)
それはさておき早速、整備工場へ車両を入れ状況を確認します。

まずはエアコンスイッチを入れ、クーラーコンプレッサのマグネットクラッチは作動することを確認。
そしてその後回るはずのラジエータクーリングファンが回らず
中略
??
こちらに取付いているはずの”ラジエータクーリングファンヒューズ”と”クーリングファンリレー”が付いておりません!?

??
暫く考えてみましたが、無い物を取付けてみるとクーリングファンは元気に回り出しました。

!!
ところが内気温度センサーにより一定温度まで冷えると切れるはずのマグネットスイッチが止まらず、今度は逆にクーリングファンが止まりません!?
このままエアコンが作動しっ放しの状態では、いずれクーラーコンプレッサが焼付いてしまいます。
(*´ー`*)
これで理解出来ました。
今回の車両は当工場へは初めての入庫でしたので、前回当症状を処置された方が修理をされず、故意に”ヒューズ&リレー”を抜いておられたようです。
ご依頼ただいたお客様は当車両を中古で購入されてまだ1年未満のため、エアコンを使用されるのが今シーズン初めてなので、前ユーザーさんからの経緯はご存知なかったようです。
診断の結果、今回のエアコンが作動したままの状態になってしまった原因はデュアルプレッシャスイッチ(圧力スイッチ)であることが判明。
お客様へ状況の説明及びお見積りの連絡をして了承をいただきましたので、部品を発注します。
翌日部品が入荷しましたので作業を再開します。

クーラーガスを回収後”デュアルプレッシャスイッチ”を交換し、コンプレッサオイルを補充した後、真空引き&クーラーガスチャージをします。

一連の作業後を経てエアコンは正常の状態に復帰し本来の状態を取り戻しました。
今までエアコンが全く効かなかったのがウソのように冷えるようになりました!
※写真は体感のイメージです。

この後、試運転を実施し問題なし!
これにて今回のエアコン修理は完了しました。
お車の車検・整備・修理・点検・メンテナンスの事なら九州運輸局認証工場の当店までお気軽にご相談下さい!
〒861-0106
熊本市北区植木町豊田587-2
有限会社 グレース大橋
電話番号 096-272-0790
FAX番号 096-272-1127
e-mail ohhashi@violin.ocn.ne.jp
↓当工場の詳細はこちらから
http://www.shokokai.or.jp/43/4338510002/index.htm
↓Facebookも更新中です。もしよろしければご覧下さい!
https://www.facebook.com/syaken.seibi.graceohhashi
H13年式 スズキ ワゴンR エンジン型式:K6A
型式:LA-MC22S 走行距離:37.000Km
今回はエアコン不良(全く冷えず)の症状を抱えたワゴンRが入庫してまいりました。
修理のご依頼いただき、午後の炎天下(外気温約38℃)に車両をお引取りに伺うこととなり、全てのドアガラスを全開にして、工場までの約30分の帰路を汗だくで自走して、お預かりさせていただきました!
こういった状況は夏の修理工場の”風物詩”と言いますか”試練”です(笑)
それはさておき早速、整備工場へ車両を入れ状況を確認します。

まずはエアコンスイッチを入れ、クーラーコンプレッサのマグネットクラッチは作動することを確認。
そしてその後回るはずのラジエータクーリングファンが回らず
中略
??
こちらに取付いているはずの”ラジエータクーリングファンヒューズ”と”クーリングファンリレー”が付いておりません!?

??
暫く考えてみましたが、無い物を取付けてみるとクーリングファンは元気に回り出しました。

!!
ところが内気温度センサーにより一定温度まで冷えると切れるはずのマグネットスイッチが止まらず、今度は逆にクーリングファンが止まりません!?
このままエアコンが作動しっ放しの状態では、いずれクーラーコンプレッサが焼付いてしまいます。
(*´ー`*)
これで理解出来ました。
今回の車両は当工場へは初めての入庫でしたので、前回当症状を処置された方が修理をされず、故意に”ヒューズ&リレー”を抜いておられたようです。
ご依頼ただいたお客様は当車両を中古で購入されてまだ1年未満のため、エアコンを使用されるのが今シーズン初めてなので、前ユーザーさんからの経緯はご存知なかったようです。
診断の結果、今回のエアコンが作動したままの状態になってしまった原因はデュアルプレッシャスイッチ(圧力スイッチ)であることが判明。
お客様へ状況の説明及びお見積りの連絡をして了承をいただきましたので、部品を発注します。
翌日部品が入荷しましたので作業を再開します。

クーラーガスを回収後”デュアルプレッシャスイッチ”を交換し、コンプレッサオイルを補充した後、真空引き&クーラーガスチャージをします。

一連の作業後を経てエアコンは正常の状態に復帰し本来の状態を取り戻しました。
今までエアコンが全く効かなかったのがウソのように冷えるようになりました!
※写真は体感のイメージです。

この後、試運転を実施し問題なし!
これにて今回のエアコン修理は完了しました。
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〒861-0106
熊本市北区植木町豊田587-2
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電話番号 096-272-0790
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Posted by 有限会社 グレース大橋 at
21:14
│【整備日誌】~電装編~