2015年08月17日
【整備日誌】ダイハツ アトレーワゴン S320G エアコン不良(風が弱い)
【整備日誌】
H19年式 ダイハツ アトレーワゴン エンジン型式:FE
型式:TA-S320G 走行距離:138.000Km
今回はエアコン不良(風が弱い)の症状を抱えたアトレーワゴンが入庫してまいりました。
エアコン吹き出し口より冷風は出ていますが、風が弱すぎるため、外気が高温の条件下において車内を冷やすことが追いつかないようです。
それと時折、車内のブロアモーター(エアコン吹き出し口より出す風を起こすファンモーター)よりガラガラと異音が発生し、モーターの回転が遅くなっておりました。
※ブロアモーターは寿命を迎える前に、異音が出ることが多いです。

早速作業を開始します。
まずはエアコンのラインを外すため、クーラーガスをフロンガス回収機にてボンベに回収します。
※フロンガスは大気放出してしまうと、地球にとって大事な”オゾン層”を破壊してしまいます。

フロンガスの回収が終わるとフロントバンパを取外し、ヒーターホースを外します。

インストルメントパネル(ダッシュボード)を取外して


ダッシュパネルの中央部にある”クーリングユニット”を取外します。

これでやっとエアコンの中枢部である”エバポレータ”(冷媒を減圧し、気化させる事により気化熱を周囲から奪い取る装置)へと辿り着きます。

クーリングユニットを分解し、目詰まりしたエバポレータを高圧洗浄機と専用の洗浄剤を使用し、綺麗に洗浄していきます。

クーリングユニット内の関連部品の洗浄作業が終わると、エバポレータ接続部のOリングを交換し、異音が出て回転が遅くなってしまった”ブロアモーター”を新品へと交換します。
※こちらは現車に取付いていたブロアモーターです。

取り外した部品を元通りに組み立てますが、これまでの作業で約3時間の作業時間を要します。

組立が終わり、クーラーコンプレッサオイルを充填した後、”真空抜き”&”クーラーガスチャージ”をします。

一連の作業後を経てエアコンは正常の状態に復帰し本来の状態を取り戻しました。
今までエアコンが全く効かなかったのがウソのように冷えるようになりました!
※写真は心地良くなった車内のイメージです(笑)

※お車のエアコンの効きが悪いとお感じの方もおられると思いますが、当内容の作業をDIYでされることは後々のトラブルを引き起こす可能性がありますので、修理工場へご依頼されることをお勧めします。
この後、試運転を実施し問題なし!
これにて今回のエアコン修理は完了しました。
お車の車検・整備・修理・点検・メンテナンスの事なら九州運輸局認証工場の当店までお気軽にご相談下さい!
〒861-0106
熊本市北区植木町豊田587-2
有限会社 グレース大橋
電話番号 096-272-0790
FAX番号 096-272-1127
e-mail ohhashi@violin.ocn.ne.jp
↓当工場の詳細はこちらから
http://www.shokokai.or.jp/43/4338510002/index.htm
↓Facebookも更新中です。もしよろしければご覧下さい!
https://www.facebook.com/syaken.seibi.graceohhashi
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型式:TA-S320G 走行距離:138.000Km
今回はエアコン不良(風が弱い)の症状を抱えたアトレーワゴンが入庫してまいりました。
エアコン吹き出し口より冷風は出ていますが、風が弱すぎるため、外気が高温の条件下において車内を冷やすことが追いつかないようです。
それと時折、車内のブロアモーター(エアコン吹き出し口より出す風を起こすファンモーター)よりガラガラと異音が発生し、モーターの回転が遅くなっておりました。
※ブロアモーターは寿命を迎える前に、異音が出ることが多いです。

早速作業を開始します。
まずはエアコンのラインを外すため、クーラーガスをフロンガス回収機にてボンベに回収します。
※フロンガスは大気放出してしまうと、地球にとって大事な”オゾン層”を破壊してしまいます。

フロンガスの回収が終わるとフロントバンパを取外し、ヒーターホースを外します。

インストルメントパネル(ダッシュボード)を取外して


ダッシュパネルの中央部にある”クーリングユニット”を取外します。

これでやっとエアコンの中枢部である”エバポレータ”(冷媒を減圧し、気化させる事により気化熱を周囲から奪い取る装置)へと辿り着きます。

クーリングユニットを分解し、目詰まりしたエバポレータを高圧洗浄機と専用の洗浄剤を使用し、綺麗に洗浄していきます。

クーリングユニット内の関連部品の洗浄作業が終わると、エバポレータ接続部のOリングを交換し、異音が出て回転が遅くなってしまった”ブロアモーター”を新品へと交換します。
※こちらは現車に取付いていたブロアモーターです。

取り外した部品を元通りに組み立てますが、これまでの作業で約3時間の作業時間を要します。

組立が終わり、クーラーコンプレッサオイルを充填した後、”真空抜き”&”クーラーガスチャージ”をします。

一連の作業後を経てエアコンは正常の状態に復帰し本来の状態を取り戻しました。
今までエアコンが全く効かなかったのがウソのように冷えるようになりました!
※写真は心地良くなった車内のイメージです(笑)
※お車のエアコンの効きが悪いとお感じの方もおられると思いますが、当内容の作業をDIYでされることは後々のトラブルを引き起こす可能性がありますので、修理工場へご依頼されることをお勧めします。
この後、試運転を実施し問題なし!
これにて今回のエアコン修理は完了しました。
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熊本市北区植木町豊田587-2
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電話番号 096-272-0790
FAX番号 096-272-1127
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Posted by 有限会社 グレース大橋 at
19:38
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